オンズグループブログ

定期的な収入を目指しヘアドレッシングの訓練を開始しました【元子ども兵達が社会復帰できるためにブルンジ共和国にあるオンズ自立支援センターの活動】

皆さん、こんにちは。

オンズは世界で2番目に貧しい国といわれているブルンジ共和国にいる
元子ども兵が自立し、社会復帰できるように
ブルンジ共和国に設立したオンズ自立支援センターでは
ハチミツ生産事業の養蜂レンガや瓦作りの窯業に加え、
ヘアセットを行うヘアドレッシングの訓練も開始しました。

ヘアドレッシングとは髪型や髪の結い方、
ヘアオイルなどを含めた総称として使われる事が多いですが、
ヘアメイクをイメージしていただけると分かりやすいかもしれません。

ヘアドレッシングの訓練ではバリカンなどを使い髪を整えたり、
パーティー用のおしゃれなヘアセットなどを主に行っています。
最終的にヘアオイルなどの化粧品などの販売も考えるかもしれませんが、
現在は特に行っていません。

ヘアドレッシングの訓練を開始するきっかけは、
ブルンジ共和国では髪のアレンジに興味関心が強い事や
男性用のヘアサロンは多くあり男性はどこでも髪を整える事ができますが、
女性用のヘアサロンは少なく、ブルンジ共和国の首都など別の地域まで行く必要があり、
女性にとってヘアドレッシングを身近に楽しむ環境がなかったため、
需要の拡大のチャンスがあると感じたからです。

また元子ども兵を含むストリートチルドレンやシングルマザーの
彼ら彼女らは農業で日々の生計を立てています。
しかし、農業をするための土地は十分になく、不定期に日雇い労働で収入を得る事が多く、
農業に代わるすぐに現金収入が得られる定期的な仕事が必要である事が分かったからです。

ヘアドレッシング訓練を開始するにあたって、
ブルンジ共和国の首都ブジュンブラでヘアサロンの経験が約20年ある男性に
職業訓練の講師をお願いし、付け毛を使った編み込みの訓練や
パーティー用の様々な種類のヘアセットの訓練を行いました。

講師に教わりつつ、訓練生同士でも日々練習を積み重ねる事で、
ヘアドレッシング技術を習得しました。

講師に教わる前は講師も苦笑いしていましたが、
過去と今を振り返ると驚くほどの上達ぶりです。

ヘアドレッシングの訓練を終え、
彼ら彼女らはこれからヘアサロンを開業していきます。

今後も彼ら彼女らが最貧国を脱する事ができるようにオンズは支援を続けていきます。