オンズグループブログ

職業訓練後のコミュニティビジネスを活用したサポート支援【元子ども兵達が社会復帰するための職業訓練施設「オンズ自立支援センター」】

皆さん、こんにちは。

オンズは世界で2番目に貧しい国といわれているブルンジ共和国にいる
元子ども兵が自立し、社会復帰できるように
ブルンジ共和国に職業訓練をするオンズ自立支援センターを設立しました。

オンズ自立支援センターでは養蜂・窯業などの職業訓練と訓練後のサポート支援を行っており、
職業訓練後のサポート支援として、
コミュニティビジネスを継続するための組織化支援を行っています。

コミュニティビジネスとはその地域に住む市民が主体となり、
地域が抱える課題や問題点を継続的・持続的に解決していくいうビジネス手法です。

なぜオンズ自立支援センターでコミュニティビジネスの組織化支援を行っているといいますと、
養蜂などの技術を身に付け商品を生産できるようになったとしても、
それらを販売し、販売した商品が収入になるまでの道筋を作らないと意味がないからです。

職業訓練の支援を受けた人だけではなく、職業訓練を受けた周りの人もフォローし、
その村や地域に住む人達が一丸となり、その地域を活性化させようと思う気持ちが
オンズ自立支援センターでは大切だと考えています。

発展途上国では貧困の削減を目的に、
職業訓練や技術研修などの支援がよく行われていますが、
職業訓練などの支援を行うと分かりますが、
「技術の習得=収入向上(または就業)」という図式は成立せず、
貧困削減の支援プロジェクトが失敗し、
せっかく職業訓練などで技術支援をしたのに無駄に終わってしまうケースが多いです。

日本でも同じだと思いますが、技術や知識をたくさん持っていても、
それらが収入に繋がるには様々な要因が影響し絡み合い収入に繋がっていると思います。

特にブルンジ共和国など紛争があった国では、習得した技術を活かし、
それらの技術を収入に繋げるには細かな支援が必要となってきます。

そのため職業訓練を行った後に生産した商品を販売するための研修やアドバイス、
販促、市場開拓、そして、対象者たちが協力してその村や地域を強化し、
組織化して行く事が貧困から脱出する一歩だと考えています。

コミュニティビジネスが活性化するまでは長い時間が掛かると思いますが、
今後もオンズはブルンジ共和国に支援を続けていきます。