オンズグループブログ

新型コロナウィルス対策の研修を実施しました【元子ども兵達が社会復帰するための職業訓練施設「オンズ自立支援センター」】

皆さん、こんにちは。

オンズは世界で2番目に貧しい国といわれているブルンジ共和国にいる
元子ども兵が自立し、社会復帰できるように
ブルンジ共和国に職業訓練をするオンズ自立支援センターを設立しました。

7月初めにブルンジ共和国における、
新型コロナウィルスの影響についてお知らせしました。

その時新型コロナウィルスの感染者数は累計104名、死亡者1名でしたが、
9月7日時点の政府の公式発表によりますと、感染者数は460名、死亡者数は1名と
感染者数が4倍以上に拡大しました。
ただ死者数が少なく、回復者数も350人以上は回復しているため、
他の国に比べれば新型コロナウィルスの影響は大きくないかもしれません。

ただ輸入輸出などが困難になっている事や、
新型コロナウィルスが完全に終息した訳ではないため、
予断を許さない状況はまだ続いています。

感染者数増加に伴い、検査体制や予防啓発も徐々に強化されていますが、
まだ対策も不十分なのが現状です。

その中で、自治体からの要望もあり、政府が計画をしている
医療従事者向けの新型コロナウィルス対策の研修実施の支援を行いました。

既に新型コロナウィルスの予防方法や患者の治療方法について
研修を受けた病院や医師もいますが、
地方の病院では新型コロナウィルスの研修の機会が提供されるのが遅く、
新型コロナウィルスの患者を受入れている地方病院のスタッフは、
対応の仕方が分からずとても不安になっているため、
今回の研修を受けていただく事で、
予防方法に加え、今後地方で感染者が出てきたときに、
首都の病院に移送するのではなく、
地方の病院でも適切に対応することが出来るようになることが期待できます。

3日間、研修を実施し28名の医療従事者が参加し、
感染予防・拡大予防・治療に必要な知識について専門家から学びました。

参加者の一人である保健所の職員からは、
「この研修を待ち望んでいました。適切に手を洗うことや、
新型コロナウィルスの感染疑いがある患者への対応の仕方など、
これまで知らなかったことを多く学びました。
手洗い設備などを適切に扱う知識が不十分だったので、
これから市民の皆さんが正しく振る舞い、
新型コロナウィルスから自身を守ることができるように、私たちが啓発をしていきます」
と話していました。

今後もオンズ自立支援センターの活動だけでなく、
新型コロナウィルスの予防対策の啓発活動も合わせて行い、
ブルンジ共和国が一日でも早く発展できるように
オンズは引き続きブルンジ共和国の活動支援を行っていきます。