個人・コミュニティの更なる自立のために
皆さん、こんにちは。
オンズはブルンジ共和国にいる元子ども兵が自立し、
社会復帰できるようにオンズ自立支援センターを設立しました。
これまで何度かご紹介したように、ストリートチルドレン、シングルマザーの方達に対して、
自立と自治を促進する支援を行ってきました。
具体的には、それぞれのニーズに合わせて養蜂・養豚・洋裁・ヘアドレッシングの技術訓練
や開業後の支援も実施し、学んだ技術から安定的に収入が得られるように支援してきました。
加えて、コミュニティワークや平和教育、カウンセリングなどを通して、周囲の人と良い関
係を保てるような支援を行いました。
↑エリアン(仮名)さんのお店
これまでの支援により、少しずつ対象者の生活にも変化が見られています。
例えば、洋裁店を営むエリアンさん(仮名)は、以前は一人で二人の子どもを育てており、
不定期の日雇い労働でしか収入が得られず、貧しい生活を送っていました。
その後洋裁の訓練に参加し、洋裁店を開業してからは、得られた収入から子供の学費や家族
の食費、必要な服などを買うことができ、自立して生活出来るようになりました。
グループ間での不和もあったものの、リーダーとして責任を持ってしっかりとお店を営んで
いるので、これからの活躍も楽しみです。
↑パートナーの郡との話し合いの様子
ただ、中にはグループでの開業後、グループ間で仲違いをしてしまったり、収入が思うよう
に得られないなど、大小様々な課題には直面しています。そのため、今後はこれまで支援を
してきた方々が継続して安定した収入が得られるようフォローアップを行います。
また、パートナーのキガンダ郡に建設した施設を引き渡しましたが、同郡が引き渡した施設
を活用できるよう、支援を行う予定です。
↑引き渡した施設
それらを通して、対象者や対象地域の自立と自治をさらに促進できるよう、支援を行ってい
きます。