オンズグループブログ

UBUZIMA HONEYの首都での販売開始!(ブルンジ)

オンズは、世界で2番目に貧しい国といわれているブルンジ共和国にいる元子ども兵が自立し、
社会復帰できるようにオンズ自立支援センターを設立し、UBUZIMA HONEYを作っています。

ブルンジに在住する日本人の友人である、ドゥサベ友香さんが首都ブジュンブラのタウンに
オープンしたお店で、UBUZIMA HONEYを販売してもらえることになりました。


【販売先のショップ入り口© The Best for Burundi -Ivyiza vy’Iwacu-】


【販売の様子】

試験的に値段を上げて販売してみて、お客さんの反応を探りましたが、別の問題が発生…!
事業地域であるキガンダは、標高が高く、基本的に涼しいのですが、首都ブジュンブラは
標高がキガンダに比べると低く、現在は少し蒸し暑いことがあります。そのため、キガンダ
で収穫・パッケージングした後、結晶化した蜂蜜が液体化し、ガスを発生して、漏れてしま
って蟻が集ったり、蓋が開いてしまうほか、発酵してしまうことがありました。

それが、プラスチック容器だとより顕著に現れるそうです。品質的には問題はなく、寧ろ非
加熱の生はちみつの証拠なのですが、漏れてパッケージがベタベタになったり蟻が集ると、
なかなかお客さんも買おうとせず、改善する必要が出てきました。

上記の主な原因は、蜂蜜を加熱していないこと、プラスチック容器であることかと思います。


【ガスで蓋が開いてしまったUBUZIMA HONEY(左)と、別の組合が作った、加熱した蜂蜜(右)】

見る限り、ブルンジのマーケットでは、加熱して多少砂糖・水を加えた蜂蜜を、グラス容器や
プラスチック容器、水が入っていた容器、ジェリー缶に入れて、安価に販売していることが多
いと感じています。


【首都のスーパーマーケットで販売されている蜂蜜】

ただ、ショップ店員曰く、蜂蜜を購入するお客さんの大半はブルンジ人で、安価で量が多く、
より健康や病気の治癒に効果のある、非加熱の生はちみつを求めているとのことです。

ただ、非加熱の蜂蜜だとどうしても値段が高くなってしまうことがあるため、どのように販売
するか、再度受益者と話し合う必要があります。

容器に関しては、これまでは国内で手に入るプラスチック容器を使っていましたが、蜂蜜用の
グラス容器を販売している方が国内でようやく見つかったので、容器をグラスのものに変更し
ようと思います。(ブルンジでパッケージを手に入れることは、結構難しいのです。。)

値段、加熱の有無、パッケージなど、販売戦略に関してはもちろん、生産量の増加についても
ますます力を注がないといけないため、やることが盛りだくさんですが、受益者と一緒に力を
合わせて、引き続き頑張ります。