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~オンズの社窓から~           【首都高速1号上野線・昭和通り編】

皆さん、こんにちは。 週末の金曜、いかがお過ごしですか?
弊社の窓から眺めることができるのは、東京スカイツリーだけではありません。
弊社はビルの9階にあるため、「首都高速1号上野線」の車が走っている真上から眺めることができます。

首都高速1号上野線は、東京都中央区の江戸橋ジャンクションで都心環状線と分岐し台東区の入谷出入口へ至る、首都
高速道路の路線です。「都道首都高速1号線」は東京都台東区北上野を起点、大田区羽田旭町を終点とする21.9kmの
路線ですが、このうち江戸橋ジャンクションと浜崎橋ジャンクションの間は首都高速都心環状線の路線呼称があり、
江戸橋JCT以北が「首都高速1号上野線」、浜崎橋JCT以南は「首都高速1号羽田線」と呼ばれています。

歴史は古く、1962年(昭和37年)12月20日に日本初の都市高速道路として開通した京橋出入口 – 芝浦出入口に引き
続き、1963年(昭和38年)12月21日に既開通区間に接続して本町出入口から江戸橋JCTを経て都心環状線の京橋出入
口まで、および羽田線の芝浦出入口と鈴ヶ森出入口の間が開通しました。本町以北は1965年9月に着工され、1969年
5月31日に開通しました。首都高速1号上野線は全区間昭和通りの上部を高架構造で建設され、往復各2車線。本町出
入口では、地下駐車場と一体構造で建設されました。神田川の和泉橋付近以北は地下に日比谷線が並行しています。

地下鉄の躯体を地中梁で跨ぐ特殊構造となっており、一部の地中梁は日比谷線建設時に同時施工されました。総武本
線との交差部では、首都高速が鉄道(昭和橋架道橋)の下をくぐる。上野駅付近では権利関係の複雑な土地の買収を
要しました。日比谷線上野駅上部では躯体幅が大きく、土被りも浅かったため地中梁を設けることができず、地震時
の荷重を各橋脚に分散するためのオイルダンパーを支承に設置しました。

このような古く様々な背景のある高速道路を背にしながら毎日仕事をしているわけですが、スピードの出し過ぎで事
故を起こし大破する車両を見てしまうことも少なくありません。悲惨な事故現場を間近かで見てしまうと、安全運転
や何もない平穏無事であることの大切さをしみじみと感じさせられます。読者の皆様の日々の生活が平穏無事である
ことを願いながら、一週間お疲れさまでした!