オンズグループブログ

ストリートチルドレンやシングルマザーとヒアリングをしてオンズ自立支援センターとして支援できること【元子ども兵達が社会復帰するための職業訓練施設「オンズ自立支援センター」】

皆さん、こんにちは。

オンズはブルンジ共和国にオンズ自立支援センターを設立し、
紛争被害者の元子ども兵が社会復帰できるように、様々なプロジェクトを立ち上げ支援してきました。

その元子ども兵たちを支援していく中で新たなる問題点が見えてきて、
元子ども兵だけでなくブルンジ共和国にいるストリートチルドレンやシングルマザーも
生活に苦しみ支援を必要としている事が分かりました。

ストリートチルドレンやシングルマザーの方たちとヒアリングを重ねる事で、
彼ら彼女らがどういった生活をしているかをより詳しく知る事ができました。

ストリートチルドレンの方たちの多くは路上で生活し、
農業の日雇い労働を行い、その場で現金収入を得ています。

シングルマザーの方たちは、
大半が親に子供を認知してもらえず、養育費を受け取れなかったり、
家族から「家族の恥」とみなされて、自分自身で子供を見なければならないため、
農業の日雇い労働で何とか生活をしています。

さらに自治体職員達も彼女らが脆弱な状態にあることを認識しているのにも関わらず、
政府からは特に施策は打ち出されていないのも大きな問題としてある事が分かりました。

彼ら彼女らはどちらも農業の日雇い労働でその場しのぎの生活をしているため、
農業に代わる、すぐに現金収入が得られ定期的な仕事が必要だという事が分かりました。

その他にも彼ら彼女らに関わっている周囲の人々も貧困状態にあり、
対象者と周囲の人々との関係を強化していく必要性がある事が分かり、
周囲の人々どう支援してくかも課題としてある事が分かりました。

ヒアリングを重ねオンズ自立支援センターとして彼ら彼女らに何ができるかを考えました。

ストリートチルドレンやシングルマザーの多くは収入を得るために、
スキル訓練に大きな関心がある事が分かり、
現金収入が得られる洋裁・ヘアドレッシングを中心に教える事で、
収入の向上支援ができるように感じました。

また彼ら彼女らの住んでいる場所でも養蜂や養豚が行えることが分かったため、
洋裁・ヘアドレッシングに加え、養蜂・養豚の支援も行っていこうと思います。

まだまだ課題は山積みですが、一つ一つクリアしていき、
オンズ自立支援センターはストリートチルドレンやシングルマザーの方たちも
笑って暮らせるようになるようにブルンジ共和国に支援し続けていきます。