窯業ビジネスを広げるためにお皿やコップなどの陶器類の技術訓練を始めました【元子ども兵達が社会復帰するための職業訓練施設「オンズ自立支援センター」】
2020年3月16日
皆さん、こんにちは。
オンズは世界で2番目に貧しい国といわれているブルンジ共和国にいる
元子ども兵が自立し、社会復帰できるように
ブルンジ共和国に職業訓練をするオンズ自立支援センターを設立しました。
元子ども兵たちが多様な収入源を得るために、
養蜂ビジネスの次に瓦やレンガを作り販売する窯業ビジネスを行いました。
マーケットのシェアが大きいのは今まで作っていた瓦やレンガ、タイルですが、
マーケットのシェアを広げるために日常使うお皿やコップなど陶器類を
制作するための技術訓練を行い始めました。
地元にいた職人さんに足踏みろくろを作っていただき、
その職人さんから足踏みろくろの使い方を学び、ローテクですが陶器類を作り始めました。
今まで「ろくろ」が何かさえ知らなかった人たちが、
ろくろで陶器の作り方を学び、コップやお皿、鍋などの製品を作る事ができました。
すぐに販売可能なレベルに達する事はありませんでしたが、
陶器の技術訓練も一年続けることで、
近隣地域には販売できるぐらいのクオリティの陶器類ができるようになりました。
現在は耐食性や強度が増すように窯で焼いた後に美しい光沢が出る釉(ゆう)を塗り、
どうやったら綺麗に仕上がるかを試行錯誤しています。
民芸品として販売するにはまだまだ技術不足ですが、
ゆくゆくはブルンジ共和国の民芸品として販売できるレベルを目指し日々頑張っています。
陶器道は先が長い道のりとなりそうですが、
今後もオンズはブルンジ共和国に支援を続けていきます。