オンズグループブログ

ブルンジ共和国にいる元子ども兵以外にも多くの貧困層がいて新たなる問題点が見えてきた【元子ども兵達が社会復帰するための職業訓練施設「オンズ自立支援センター」】

皆さん、こんにちは。

オンズはブルンジ共和国のムランビヤ県キガンダ郡カネグワ村で
オンズ自立支援センターを設立し、
紛争被害者の元子ども兵が社会復帰できるように
能力開発するプロジェクトを行ってきました。

しかし、キガンダ郡カネグワ村にいる元子ども兵たちに支援をしてきて、
元子ども兵たち以外にも支援を必要としている最貧困層と言える方たちが
多くいる事が分かりました。

それはキガンダ郡にいるストリートチルドレンやシングルマザーの方たちです。

彼ら彼女らを知ったきっかけは、
養蜂や窯業などのプロジェクトを開始するにあたって
現地の事前調査を行っている際に、
キガンダ郡にはストリートチルドレンやシングルマザーが多くいる事を分かり、
生活に苦しんでいる事を知りました。

ストリートチルドレンやシングルマザーが増えた現状として、
ストリートチルドレンはブルンジ共和国の政府が
全国のストリートチルドレンを出身国や家族の所に戻す方針を出したものの、
その方針を実施する地方自治体は、
予算不足でストリートチルドレンの彼ら彼女らを出身地に返すまで保護する手段がなく、
結局路上生活に戻っているのが現実です。

路上生活をしていると、子ども兵の徴兵や犯罪グループへの勧誘されたりします。

またストリートチルドレンとなる人たちは、
トラックの後ろに乗ってブルンジ共和国の首都に流入する場合などもあり、
それらの流入を防ぐためにも、ストリートチルドレンへの対策は必要だと感じました。

シングルマザーはシングルマザーになってしまう理由は様々ありますが、
大半は貧困でお金がなく、お金を持った男性が来た場合、
お金欲しさに男性の要求に答えしまい妊娠してしまうケースが多く、
若くして子どもを出産してしまっているシングルマザーが存在しています。

そういったシングルマザーの悪いイメージもあり、
シングルマザーは仕事に付くのが難しかったり、
家族に拒絶されたりして苦しんでいる方が多くいます。

オンズは元子ども兵以外にも
ストリートチルドレンやシングルマザーの彼ら彼女らともヒアリングを重ね、
オンズ自立支援センターがどういった支援ができるかを考えていこうと思います。

今後もオンズはブルンジ共和国に支援を続けていきます。