ブルンジにおける新型コロナウィルス感染予防の措置【元子ども兵達が社会復帰するための職業訓練施設「オンズ自立支援センター」】
皆さん、こんにちは。
オンズは世界で2番目に貧しい国といわれているブルンジ共和国にいる
元子ども兵が自立し、社会復帰できるように
ブルンジ共和国に職業訓練をするオンズ自立支援センターを設立しました。
現在世界的に猛威を振るっている新型コロナウィルス感染症ですが、
ブルンジ共和国も例外ではなく、新型コロナウィルス感染者が出ています。
2020年6月16日時点の政府による公式発表によると、
感染者の累計104名、死亡者1名が出ています。
5月辺りは約40名だったので1ヵ月辺りで感染者の数は倍に膨れ上がっています。
日を追うごとに感染者は増加しているため、
新型コロナウィルスの感染が落ち着くまでは注意が必要です。
オンズ自立支援センターのスタッフは、先月から手洗い設備を設置し、
正しい手洗い方法やその予防方法について指導を行っています。
手洗い設備は学校だけではなく、マーケットにも設置をしており、
現在では合計47箇所で102の簡易手洗い設備を配布しました。
手洗い設備は徐々に増えていますが、他の学校やマーケットから、
「足りないからもっと多くの手洗い設備が欲しい」と電話が掛かってきているのが現状です。
ただ簡易手洗い設備の設置はより多くの場所に設置をし、支援をする必要があるため、
どこまで追加配布をするか考える必要があり、判断が難しい部分ではあります。
ブルンジ共和国では隣国に比べロックダウンや外出禁止令といった厳しい措置が
発令されていません。
そのため生活には大きな打撃は現状見られないですが、
今まで開業した洋裁店や美容院を営む対象者は、
新型コロナウィルスによる食料やマテリアルの価格高騰、
客の減少に苦しんでおり、彼らのビジネスが頓挫しないよう
上記の手洗い設置の措置以外にも彼ら彼女らに追加支援を検討しています。
今回簡易手洗い設備の設置の取り組みでブルンジ共和国に住む方たちの
新型コロナウィルスによる不安が少しでも和らげばと思いますが、
手洗いは感染予防の一つの方法でしかありません。
それ以外にも今後は様々な側面で感染予防の措置が必要になると感じています。
それぞれがブルンジ共和国に何が出来るかを考え、
オンズは引き続きブルンジ共和国に住む彼ら彼女らに支援を続けていきます。